リアルタイムディスプレイシステム
経営指標をリアルタイムに更新し、モニタに表示するシステム
「VMCS」(VectorJapan management cockpit sysytem)
もともとさまざまな経営数値をExcelで管理し、グラフ化したものを紙に印刷して毎日数十枚単位で貼り出していました。
この作業が非効率なため「NASAのコックピットのような」リアルタイムでモニタに表示するシステムを作れないか? とご相談いただき今回の「VMCS」を構築しました。
モニタは前代未聞の4Kテレビ×8台!
社長の強いご要望で、解像度4Kのモニタを採用。当初3台を並べる予定が「いっそのこと!」と、壁一面の8台に!
全体で 15,360×4,320pxという巨大モニタとなりましたが、何せ経験のない規模のため、全体を1画面として制御するためのPCからのモニタ出力に難儀したり、、それなりの苦労もありました。
なるべくシンプルな仕組みでコストを削減
システムを構築するにあたり、新にデータベースを構築することなく、今まで使い続けているデータ(Excel)を有効利用することで、コストの大幅削減を実現しました。
尚、システムの内部仕様(実現方法)を検討する際も、なるべくシンプルな方法を組み合わせることで効率化を図っています。
主な仕組みとしては、Excelのシート(グラフ)を画像に変換し それをモニタに表示する、というシンプルな構造です。
それを30分毎に全て自動的行っています。
以下の機能を30分毎に自動処理
・ファイルサーバーから変換対象のExcelファイルを取得
・出力対象のシートを画像変換
・モニタ表示を最新に更新
経営数値に限らず、さまざまな情報表示に応用可能
本システムは、経営数値のリアルタイムモニタリングですが、経営数値に限らずさまざまなリアルタイム情報表示に応用可能です。
社外からiPadで確認も!
現システムは社内LAN内で構築しているため、オフィス内のモニタに表示するだけですが、応用編として 例えば「出張先から見たい」などといったニーズがあれば、iPadなどで社外からモニタリングするオプション機能の追加も可能です。
機密情報のためセキュリティの確保が重要になりますが、どの程度のセキュリティレベルにするのか、使い勝手とコストとの見合いで いくつかのパターンから選択できます。