[Vol.70]Copyright表記は必要なの?

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ホームページでよく見かけるCopyright表記(©)は本当に必要なのでしょうか?社団法人著作権情報センターによると、ホームページも「著作物」として扱われ、第三者のホームページから許可なく流用すれば複製権や公衆送信権の侵害に該当するとされています。ホームページ制作時に他のホームページを参考にする場合は、著作権侵害にならないよう注意しましょう。

Copyright表記について

多くのホームページで主にページの一番下に表示されている「Copyright(コピーライト)表記」ですが、日本をはじめとするほとんどの国では、特に著作権表示されていなくても著作物の著作権は自動的に発生し、保護されます。ですから、「たとえホームページ上で表記していなくても、著作権は保護されているので問題ない」ということになります。
ただし、多くのサイトにはCopyright表記があるため、これがないと「Copyright表記がないから流用してもよい」と誤解を招く恐れがありますので、念のためにもCopyright表記しておくとよいでしょう。

正しい表記方法は?

実際のホームページを見ているとCopyright表記の方法もさまざまですが、いったいどれが正しいのでしょう。
結論から言うと、特に表記していなくても著作権は保護されているので、表示方法も明確に「こうでなければならない」という基準はありません。
万国著作権条約の表記方法では「©」「著作権者名」「最初に発行された年」の3つの表記が必要と定められています。これによると、単に「© Attrise Corporation 2006」などの表記で十分ということになります。
多くのホームページでは以下のように、最初に発行された年から現在までの期間を併記した表記が採用されていますので、これに合わせておくのもよいでしょう。

Copyright © 2006-2013 Attrise Corporation. All Rights Reserved.

ただし、新年を迎えるたびに著作権表記の年号だけを書き換える手間もかかります。
こういったことも考慮して、表記方法を決めるのがよいでしょう。