[Vol.27]ホームページ制作のポイント-システム編
ホームページは情報の鮮度が大切なので、更新作業をきちんとしていく必要があります。当たり前のことなのですが、続けていくにはきちんとした仕組みや「更新をするメリット」を認識する必要があります。
Webサイトを更新する理由
例えば、2年間ほど更新のないホームページがあったとします。そのホームページに問い合わせを送った場合、果たして返事は届くでしょうか?
おそらく「返事は来ないのではないか?」と考えるのが常でしょう。単純な例ですが、ホームページの更新を怠ることによって、企業としての信頼が落ちてしまいます。
ここでは、ホームページを更新するメリットを紹介していきます。
ユーザーに信頼感を与える
更新管理がきちんとされているホームページは、ユーザーに信頼感を持ってもらいやすくなります。逆に数年間も更新されずに放置されているホームページは、信用を落とす原因になりかねないので、気を付けてください。
リピーターの獲得を狙える
定期的に有益な情報を発信することで、徐々にホームページのリピーターを獲得することができます。
顧客の確保はビジネスでは非常に重要なことなので、ホームページでその手助けができるのならば利用しない手はありません。
SEO対策になる
検索エンジンは、頻繁に更新するホームページのほうが情報が新鮮なため、重要だとみなします。
また、更新を繰り返すことによりWebサイトのページ数が増えます。Webサイトのページ数は、SEOで大変重要になります。
SEOについての詳細は、Chapter 05を参照してください。
簡単に更新できる仕組みを取り入れよう
更新を自社でやるのか、ホームページ制作会社がやるのかを決めておかねばなりません。なるべくランニングコストを抑えるという意味でも、自社でやれるべきところはやってしまうことをお勧めします。
ホームページのテキストを少し変更する度に、ホームページ制作会社に依頼していては、面倒です。この場合は、「CMS」というシステムを導入しましょう。詳しくは、079「初めてのWebシステム」(178ページ参照)で紹介していますが、ワープロソフトを使うのと変わらない感覚でホームページの更新ができます。
誰が内容をチェックするのか
CMSを導入すると、手軽にホームページの更新ができます。逆の言い方をすれば、一歩間違えると気軽に書いた文章が会社の公式文書として世の中に出ることになります。誤字脱字はもちろん、コンテンツの内容自体の妥当性やチェックが必要となります。 「コンテンツごとに、更新は誰がして内容のチェックは誰がするのか?」をきちんと決めておくようにしましょう。