[Vol.15]ユーザーはどんなキーワードで自社を探すの?
自社のサービスをユーザーはどんなキーワードで探すのでしょうか? 検索数が多いキーワードを考えるのも重要ですが、本節ではコンバージョン率(成約率)につながりやすいキーワードについて解説します。
ビッグキーワードとスモールキーワード
ビッグキーワードは検索数の多いキーワード、スモールキーワードは検索数の少ないキーワードと考えていただいて結構です。
ビッグキーワードは「高い集客力」、スモールキーワードは「高いコンバージョン率(*1)(成約率)」が特徴となります。
(*1)コンバージョン
「資料請求」や「商品購入」など、自社でホームページの目標に設定した最終成果のこと。到達した割合を表す数値。コンバージョン率は、ホームページへのアクセス数に対して、コンバージョンまで到達した割合。
お宝を探せるスモールキーワード
スモールキーワードは、言葉の通り検索される回数の少ないキーワードです。例えば「花屋」というキーワードが月間30万回検索されているのに対して、「花屋 東京駅」というキーワードは月間9千回の検索数にすぎません。
しかし、ここで注目して欲しいのはコンバージョン*です。ビジネスの成功のポイントは、いかに目的意識の高いお客さまを集めるかです。
例えば、東京駅の花屋でプリザーブドフラワーの販売数を増加させたいと考えている場合、「東京駅 花屋 プリザーブドフラワー」というキーワードが浮かびます。
検索数は少ないですが、強い目的意識を持ったユーザーを集めることが可能です。
ビッグキーワードとスモールキーワード狙うならどっち?
これは、迷わずスモールキーワードを狙ってください。理由は明白で費用対効果が高いからです。ビッグキーワードで検索エンジン対策を行う場合、業者に頼むと数百万円の費用がかかるケースも珍しくありません。それに比べてスモールキーワードは、ホームページ設計当初から盛り込んでしまえば、特に費用をかけることなく対策ができてしまうケースもあります。
スモールキーワードの簡単な作成方法
ここでは、簡単なスモールキーワードの作成方法を紹介します。
地名を付ける
「花屋」というキーワードでは全国の花屋さんが対象になりますが、「花屋 東京駅」とすることで、対象を東京駅周辺の花屋さんに絞り込むことができます。
商品名・サービス名を付ける
「花屋 バラ」とすることで、対象がバラを扱う花屋さんになります。組み合わせの例としては、「花屋 バラ 全国配送」とすることでバラを全国に配送している花屋さんに絞り込むことができます。