[Vol.13]お客さまの目的を整理しよう!
ホームページは「いつでも」「誰でも」「気軽に」アクセス可能なだけに、「お客さまは何を目的にホームページに訪れているのか」をより深く考えることが必須です。
お客さまの目的を明確にする理由
Webビジネスの特徴に、ユーザーがせっかちという点があります。
自分の目的としている情報が「見ているホームページにない」「見つけにくい」「わかりにくい」と感じた場合、即座に他のホームページに行ってしまうでしょう。
これは、インターネットがあまりにも手軽に多くの情報を探せるところに原因があります。
当然ホームページは、そのことを前提条件として設計していく必要があります。
お客さまの目的を解決するためには、お客さまの目的は何かをきちんと洗い出す必要があります。
お客さまの目的を考えてみる
そもそも自社がターゲットにしているお客さまは、何を目的にあなたの会社を探しているのでしょうか? ここではホームページということをいったん忘れてください。思いつく限り、書き出してみましょう。
この工程はホームページ制作会社よりも、自社のほうが得意なはずです。
花屋さんを例に
- 母の日に贈る花束を探している
- 恋人へのプレゼント用の花束を探している
- プリザーブドフラワーを買いたい
- 観葉植物を買いたい
- 通勤に利用している駅の周辺で花屋を探している
- 開店祝いに贈るスタンド花を探している
皆さんも実際に書き出してみてください。今後のホームページ設計の重要な資料となります。
ホームページに何を求めているのか
次にホームページに視点を置いてお客さまの目的を整理します。
先ほど出したリストを使用して作っていきます。
作成方法はシンプルです。「ホームページで○○がわかると嬉しい」という視点でどんどん出していってください。
例えば、花屋さんで「観葉植物を買いたい」人はホームページでどんな情報がわかると嬉しいでしょうか?
「観葉植物を買いたい」と思っているお客さまは、花屋さんのホームページで以下のような情報を調べようと考えていることが想像されます。
- 観葉植物の値段がわかる
- 観葉植物の写真が見られる
- 配達が可能かどうかがわかる
- 店の電話番号がわかる
- 店の地図がわかる
- お洒落な植木鉢があるかどうかがわかる
- 室内で育てられる観葉植物があるかどうかがわかる
お客さまの目的整理とは、この作業を項目ごとに繰り返すことです。少々根気のいる作業ですが、ホームページでどんな情報を発信するべきかの羅針盤となりますので、ぜひ取り組んでみてください。
ホームページに来るユーザーは目的を持ってやってくるの図解”>