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#135 | August 2025
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ノーコードで「受付チェックイン」アプリを作ってみた

先日、私(服部)が所属する経営者団体「神奈川ニュービジネス協議会」(KNBC)で開催されたオンラインセミナー「経営者のための“瞬間アプリ開発”実演」セミナーで「ノーコードアプリ」の作り方を実践的に学ぶ機会がありました。
それに触発され、それこそAIに聞きながらも自力でノーコードアプリを作ってみました。

簡単に機能を説明すると、
(1) Googleフォームで作成したイベントの「申込フォーム」をGoogleスプレッドシート(GS)に参加者リストとして保存する。
(2) このGSをデータベース(DB)として活用。
(3) アプリは「GSを参照し、参加者名を表示しクリックするとGSに当該時刻を保存しチェックインが完了」する、という機能。
(4) AIツール上でなく、外部のサイト(URL)から起動できるようにする。

今回使ったAIツールは「Google AI Studio」

今回は「Google AI Studio」というAIツールを使用しました。

入力したプロンプト(指示)はこんな(↓)感じ。

スプレッドシートのデータを参照し、イベント会場で、来場者が「チェックイン」するアプリを作ります。
仕様は以下のとおり。

(a)このスプレッドシートの「■氏名」欄(C列)をボタンで一覧表示する。

(b)来場者は自分の名前をクリックすると「○○様チェックインします。OK NG」を表示。
OKをクリックしたらスプレッドシートの その人のG列に、その時のタイムスタンプを追記する。

(c) 上記(b)が終了したら、再び(a)に戻る。ただし、チェックイン済の人(G列にタイムスタンプが設定されている人)は、上記(a)の一覧には表示しない。

上記(4)を実現するためにはAPI(Application Programming Interface)を取得し、外部サイトと連携させています。

今回は、ChatGPTなどに何度も質問しながら少しずつ作り上げていきましたが、私のレベルで2~3時間くらいで完成できました。

実務的に使うとなると更に細かい要件が必要になると思いますが、Googleスプレッドシートをデータベースとして活用することや、APIを使い外部のURLからアクセスできるようにした点など、基本的な機能を技術的に確立することができたので、実用的なアプリとしての可能性がかなり広がったと思います。

アットライズでは、生成AIをアプリ的に使ったちょっと便利なツールのご相談も承っております。
例えば今までに以下のような、ツールを作った実績があります。

・Googleクチコミに対する返信文作成ツール
・勤務票集計ツール
・メルマガコーディングツール

などなど

お気軽にご相談ください。

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ウェブアクセシビリティ対応のチェックポイント(操作可能編)

前回のメルマガでは、国際的な基準である「知覚可能・操作可能・理解可能・堅牢性」のうち、「知覚可能」について基本をご紹介しました。
今回はその続きとして、「操作可能」について取り上げます。
操作可能とは、すべてのユーザーが使用するデバイスや身体的な制約に関わらず、ウェブサイトの操作を行えることを意味します。特にマウスを使えない方や支援技術を用いる方でも快適に操作できることが求められます。

以下は「操作可能」の分野で押さえておきたいチェックポイントの一例です。

  • フォームやボタン、メニューなどの機能が、キーボードのみでも利用できる設計になっているか
  • スライドショーやアニメーションバナーなどに、再生・停止といった制御ボタンが用意されているか
  • リンク先の内容が、リンクテキストだけで明確に伝わる表現になっているか(例:テキストが「こちら」だけの表現はNG)
  • 各ページに、そのページの主題や目的を明確に示すタイトルがあるか
  • 目的のページにたどり着くための手段が複数あるか(例:検索機能、サイトマップ、パンくずリストなど)
  • 強い点滅や急なフラッシュがなく、特に発作の誘因となる要素が排除されているか

このような点に配慮することで、操作に制限のあるユーザーだけでなく、誰にとっても快適で分かりやすいサイト運用が可能になります。
ウェブアクセシビリティ対応について、ご不明な点や気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

PICK UP

[備忘録]PowerPoint:画面時の「発表者ビュー」機能をOFF

GoogleマップAPIの料金体系が変更された!

[備忘録]古いPCでのWindows11アップグレード方法

あとがき

簿記3級を6ヶ月かかってAIと伴走しながら取った話

2025年2月。新たな知識が欲しい!と漠然とした焦燥感に駆られた後藤は、
巷に溢れる「簿記3級は1週間で取れる」という言葉に踊らされ、一念発起?し、「知識なんかなくても今の時代はYouTubeだってAIだってあるんだから楽勝でしょ」という考えから挑戦することにしました。
愚か者の戯言と思ってお読みください。笑

買ったのは問題集のみ。
いざ勉強開始。
減価償却累計額・・・('_')焼却?といった具合に、
会計知識ゼロでしたので問題なんか解ける訳がありませんが毎日勉強しました。
問題を解く、YouTubeを見る、AIに聞くを繰り返して、やっと模擬テストで80点台を連発で取れだした7月。腹を決めて受験することに。

テスト当日、漲る自信を気持ちを胸に、
合格のイメージをいっぱいにして挑みました。
正直会計の計算問題は苦手な領域だったので今すぐにもとっとと合格して辞めたい気持ちいっぱいでした。

結果は70点以上合格のところ59点不合格。

驚きました。
絶対合格すると思っていたので、その次の日は勉強お疲れ会と称して旅行の予約もしていました。笑
旅行先の景色がぼんやりと記憶にのこっていて虚無感だらけだったのはこのせいです。

不合格した際、私がAIに八つ当たりしていた会話は下記の通りです。

なかなかAIえぐってきますね。

不合格は何かの間違いとばかりにまたすぐ再受験するも不合格でした。(えっ!?!?

今回の勉強で特にこだわったことは、
「仕事をしていてもいかに省力して、コストを安く合格できるか」でしたが、何のために時間を費やしているんだ!と考えなおして、さらに2週間、勉強のスケジュールをガチガチに組んで再々受験挑みました。
もうAIにも質問しません。コツコツと泥臭く積み上げることとしました。

こうして先日、家族、アットライズの皆さまに静かに見守れながらようやく、合格しました。

今回の勉強で自分が如何に無力であるかを思い知らされ、会計はそんな簡単なものではないということが分かりました。
でも勉強していた時間は辛くも楽しい充実した熱い2025年の夏でした。

次は何しようかな~と考え中です!
(後藤)

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