Attrise
#59 | April 2019
このメールはアットライズのスタッフが名刺交換させて頂いた皆様、またはセミナー等でご縁をいただいた皆様に送らせていただいております。配信停止をご希望の方は、大変お手数ですが配信停止フォームよりメールマガジン配信停止手続きをお願いします。
働き方改革:アナログ業務のシステム化で効率向上を

前回のメルマガ「IT/IoTで、働き方改革・業務の効率化を」で、主に製造業の製造現場での効率化を主眼とした記事を書きましたが、ここのところ自社内の事務作業や 見積り・工程管理の共有等に関する問い合わせが急激に増えてきました。

例えば、今まで手作業で処理していた大量の書類をシステム化することにより手入力作業をなくしペーパーレス化する。または、担当者によって見積り単価がまちまちであったり、属人化していた業務を共有化することで、統一性を持たせ見える化する。といった相談事例があります。

どちらの場合も、具体的に「こんな風にシステム化したい」といった明確な方針があったわけではなく、なんとなく「こんなことで今困っているんだよな」とか「どうしたらいいかは分からないが、何か『変えなきゃ』とは思っている」といったモヤモヤした状態で相談をいただきました。そこで既存業務がどのような流れで行われているか、などを聞かせていただき、「だったらこの部分をこういうシステムで置き換えたらどうでしょう?」みたいな感じで過去の事例などを含めてアドバイス差し上げると、「今まで考えたこともなかった」と閃きがあります。 成功のポイントは、今までの業務フローを極力踏襲し非効率な部分をシステム化していく。また一気に大掛かりに変えるのではなく優先度を決めて必要な箇所からスモールスタートで導入していくこと。業務の大幅な改革はリスクを伴いますし、現場スタッフも抵抗があるものです。

まずは軽いノリで知り合いなど気軽に相談できる人に聞いてもらうのが良いかと思います。もちろん弊社でもご相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

ホームページ公開後の保守業務とは

ホームページの公開が完了したら、その後みなさんはどのように運用されているでしょうか。何かと不明な点が多い保守について、どのような業務があるかを以下に紹介します。

  • ホームページの掲載内容更新
  • ドメイン・サーバーの更新
  • SSL証明書の更新
上記のように一般的なホームページ以外にも、システムを利用しているホームページでは以下のような業務もあります。
  • 更新管理システム等のバージョンアップ
  • 定期的なデータのバックアップ
  • サーバーの死活監視
  • テスト環境の維持

またホームページだけに限らずメールアドレスの追加作成などもありますので、自社内で対応が可能か考慮のうえ、慣れない保守業務は外部に発注する事を検討されると負担も軽くなるかと思います。ホームページを作ったら終わりではなく上手な運用を行いましょう。

PICK UP

人生初のニューヨーク!

海外ではモバイルWiFiが大活躍

[備忘録]類似画像検索

あとがき

「平成」も残すところあと7日。。もうあと一週間で「令和」の幕開けです。
今回の改元では、一ヶ月前に新元号を発表するという異例の措置がとられました。これはシステム上の元号を平成から令和に切り替える作業を滞りなく進めるための準備期間として考慮されたものですが、思い出すのは私が前職でSEをやっていた頃の「2000年問題」です。聞き覚えのある方もいらっしゃるのでは?
当時はコンピュータの「メモリ」がとても高価で、今のように何ギガバイトも実装していません。エンジニアとして「いかにメモリを節約してプログラミングするか」が腕の見せ所だったりします。
年号も西暦で「4桁も使うのはけしからん!!」というので、例えば 1992年は下二桁で「92」として処理します。そうすると、、そう!2000年になると「00」になってしまい、大小の比較や計算で不具合(バグ)が発生し、システムダウンが起こる、、というのが2000年問題。
比較的新しく(2000年に近く)組まれたシステムは当然考慮されていますが、10年も前のレガシーシステムでは そんな考慮もされておらず、当時の設計者もいなければ 設計資料も残っていない、、なんていくことも多々ありました。
SEの中にはミレニアムの年越しは万が一に備えて徹夜で待機していた、なんて人もたくさんいました。事前にある程度準備期間があったためか、幸いにも私が知る限りそんなに大きなシステムダウン事故は起きなかったようですが。
「令和」の改元前後は10連休となりますが、システム屋からすると「切り替え」の前後に非営業日(=システムを止めても問題ない日)が長くあるのはとてもありがたいことです。
改元の瞬間は そんなことにも思いを馳せつつ迎えたいと思います。

来たるべき令和、争いのない平穏な日々が末永く続くことを願って止みません。
(服部)

Attrise
Copyright Attrise Inc. All rights reserved.