本当は恐くない「黒い画面」講座 - Windows コマンドプロンプト入門編 -
Web制作に関わる仕事の方もそうでない方でも「フォルダ内のファイルをリストアップしたい」といった機会が時々あるのではと思います。
皆さまはそういった際どうされていますか?「たまにしか使わないのにフリーウェアのソフトをインストールするのはちょっと...」と1度でも思ったことがある方は覚えておくと重宝する小技を紹介いたします。
今回紹介するのは、エンジニアのように黒い画面でよくわからないコマンド(命令)を入力するのではなく、Windowsのバッチファイル(コマンドプロンプトに行わせたい命令列をテキストファイルに記述したもの)を作成する方法です。1度ファイルを作成しておけばファイルリストが欲しい時にダブルクリックするだけで何度でも使える簡単・安心な方法です。
- Windowsのメモ帳かテキストエディタでファイルを新規作成します。
- 以下のコードをメモ帳かテキストエディタにコピー&ペーストします。
rem フォルダ内再帰検索
dir /b/s * > list.txt
- あとで見て分かりやすいようにここでは「リスト作成ちゃん.bat」という名前で保存することにします。※保存の際の拡張子は必ず「.bat」にします。
- ファイルリストを作成したいフォルダに3で作成したファイルを移動します。
- ダブルクリックし、同じフォルダ内に「list.txt」というファイルが作成されます。
「list.txt」にファイルのリストが列挙されていれば成功です!
この方法さえ覚えておけば、OSをバージョンアップして使用していたフリーウェアが使えなくなったり、余計なソフトでハードディスクの領域も消費しません。ぜひ一度お試しください!!
※「再帰検索」といってフォルダ内にあるフォルダをすべて最後まで辿るため、Windowsの「デスクトップ」等で使用すると広範囲の検索になり、リストアップに時間がかかりますのでご注意ください!
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