[Vol.76]ブラウザによって表示が違うってホント?

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Webサイト(ホームぺージ)を閲覧するソフトとしてWebブラウザがありますが、ブラウザによってレイアウトや表示のされ方が違う場合があることをご存知でしょうか?運営者としてWebサイト(ホームぺージ)を公開していく場合には、ブラウザの違いも知っておきましょう。

ブラウザの種類

ひと口にブラウザと言ってもさまざまな種類があり、WindowsやMacなどのOSによっても、使用できるブラウザの種類は違います。
比較的シェアの多いブラウザとしては、以下のような種類があります。

  • Internet Explorer(IE)
  • Google Chrome
  • Firefox
  • Safari
  • Opera

また、それぞれのブラウザも常に最新バージョンが使われているわけではなく、バージョンの違いも含めると一般的に使われているブラウザだけでも、その種類は多岐にわたります。

シェアの少ないブラウザや自作ブラウザ

ブラウザは上記のメジャーなものだけでなく、アプリケーションソフトの一機能として作り込まれているものもありますし、ソフトウェアの知識を持った方であれば、自作ブラウザを開発することも可能です。

ブラウザによる表示の違い

ブラウザにはたくさんの種類があることは上記で述べましたが、困ったことに同じWebページ(ホームぺージ)を閲覧した場合でも、ブラウザによって表示が異なる場合があります。
Webサイト(ホームぺージ)の制作方法として推奨される「Web標準」に従って制作していればそれほど大きく崩れることはあまりありませんが、Webサイト(ホームぺージ)を公開する場合には、単一のブラウザだけではなく複数のブラウザで表示を確認する必要があります。

同じWebサイト(ホームぺージ)でも、ユーザーのパソコン環境やブラウザの設定によっては、必ずしも同じ見え方をしているとは限りません。例えば、文字サイズの設定やモニタによる発色の違いなどがあります。
ホームぺージ制作会社に制作を委託した場合など、提示されたページデザインやサンプルサイトを見てさまざまな修正の要望を出すケースもあると思いますが、あくまでも見ているユーザーの環境によって、表示が異なる場合もあることを認識しておいてください。

ブラウザによって表示が違う事もある

保証ブラウザの範囲

ホームぺージ制作会社に制作を依頼する側としては、すべてのブラウザで崩れることなく表示されることを保証してもらいたいところですが、先にも述べたようにブラウザはすべての種類とバージョンを含めると膨大な種類があり、すべてのブラウザで動作テストを行うことは現実的ではありません。
そこで、制作会社側ではシェアの多いメジャーなブラウザを中心にテストをして納品することになりますが、その基準(どのブラウザでチェックを行うか)は制作会社によって異なる場合があります。
ホームぺージ制作会社と契約する際には、テストを行うブラウザ(=保証ブラウザ)の範囲とその根拠についても事前に確認しておきましょう。
特に必要とする場合には、保証ブラウザの対象範囲を拡げてもらうことも可能ですが、あまりにもシェアの少ないマイナーなブラウザまで保証対象に含めると、その分制作コストも高くなる場合がありますので、制作会社と相談の上で判断されることをお勧めします。
ここまでで解説したように、すべてのブラウザでまったく同じ表示イメージにならないこともありますので、レイアウトが崩れてしまってWebサイト(ホームぺージ)の内容がまったく閲覧できない場合は別として、ちょっとした表示の違いぐらいで機能的に遜色がなければ許容することも大切です。