[Vol.71]サーバーの種類と特徴を知ろう!

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「Webサイト(ホームページ)を公開する」にはWebサーバーが必要になります。本節ではレンタルサーバーなど運用形態ごとの種類や特徴、OSの種類などについて解説していきます。

Webサーバーとは?

私たちは日常的にパソコンでインターネットを閲覧していますが、見ているWebサイト(ホームページ)はすべて「Webサーバー」にデータが保存されています。
WebブラウザにURLを入力すると、そのURLの情報から特定のWebサーバーにある当該ページのデータを参照します。Webサーバーはそのリクエストに応じた処理を行い、必要なデータを読み出してブラウザに送り返す役目を担います。
Webサーバーは種類や機能もさまざまで、これから公開しようとするWebサイト(ホームページ)にはどのサーバーが適しているのかを判断する必要があります。また、自社サーバーやレンタルサーバーなどサーバーの運用形態もいろいろあります。

Webサーバーとブラウザのデータのやり取り

自社サーバー

サーバーを自社で所有して、社内(あるいは管理する施設内)に設置して運用する形態です。すべて自社の管理下にあるので自由に運用することができますが、社内にサーバーの運用管理ができる人材が必要となります。また、Webサーバーは24時間365日休むことなく運用し続ける必要がありますが、万が一、夜間や休日にサーバートラブルが発生した場合、すぐに適切な対処を行う必要があるなどの懸念がありますので、自社サーバーはあまりお勧めできません。

ハウジングサービス

自社サーバーと同様にサーバー自体は自社で所有(購入)しますが、設置場所は専用のハウジング会社に委託し、ハード的な管理を行ってもらう形態です。この方法の場合、自社サーバーと同様に自由に運用でき、さらにハウジング会社の管理下で設置するため
安心です。ハウジング会社によっては、24時間365日有人監視の下、温度や湿度なども適切に保ったサーバールームで管理しているところもあります。
ただし、サーバー購入費の他にハウジング会社に支払う管理料が必要になり、コストがかかります。また、社内にサーバー管理のできる人材が必要である点も自社サーバーと同様です。

レンタルサーバー

もっとも一般的な運用形態は、レンタルサーバーを契約して借りることでしょう。レンタルサーバーは「ホスティングサービス」とも呼ばれ、費用も比較的安く抑えられます。サーバーのハードウェア的な管理は基本的にレンタルサーバー会社が行いますので、特にサーバーの知識がなくてもWebサイト(ホームページ)の公開・運用が可能です。
ほとんどの場合は、レンタルサーバーを利用することになると思います。レンタルサーバーについては次節で詳しく解説します。

OSの種類

パソコンにもWindowsやMacなどOSの種類があるように、WebサーバーにもOSの種類があります。
商用サーバーで多いのはLinuxサーバーとWindowsサーバーです。OSの種類やそのサーバーにインストールされているソフトウェアによって、使える機能が異なってきますので、サーバーを選定する際には単に費用だけでなく、その機能や特徴も考慮して選択しましょう。

運用形態とOSの種類